レセコンとは?オンプレミス型とクラウド型の違い

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今回は、通称レセコンと呼ばれている、レセプトコンピューターについてご紹介いたします。

レセコンとは、医療施設から健康保険組合などの保険者に対し、診療報酬を請求するために「レセプト(診療報酬明細書)」を作成するコンピューターシステムのことです。
ちなみに、レセプトとはドイツ語でレシート、つまり「領収書」の意味をもつ言葉となっています。

医療機関からレセプトにより請求をうけると、保険者によって保険診療などが正確に行われているか審査され、適正であれば診療報酬が支払われます。
また、請求業務に関するデータを活用し、経営分析についてのレポートを作成する機能なども有しています。
レセコンは、患者のセンシティブな個人情報を取り扱うことから、特にセキュリティやサポート体制の徹底を要するシステムです。

レセコンには提供形態として、オンプレミス型とクラウド型、両方を備えたハイブリット型が存在します。これらには、データ処理や保存を行うためのサーバーをどこに設置するか、という点において大きな違いがあります。

オンプレミス型とは、サーバーコンピューターを院内に設置し、サーバーとレセコンを使用するコンピューターをローカルネットワークで接続します。メリットとしては、院内で完結するシステムであることから、セキュリティが比較的高いと考えられます。しかし、初期コストが高くなってしまう面がございます。

クラウド型では、レセコンのデータを使用する場合には、インターネットを通じてサーバーからデータを呼び出して使用します。メリットとしては、サーバーを自分で設置する必要がないために導入コストが安価に済む傾向がある点が挙げられます。一方で、外部データにアクセスするため、タイムラグが発生するなどのトラブルが考えられます。

ハイブリット型は、災害時にはクラウド型に切り替えられるなど、どちらも兼ね備えた形態となっています。しかし、ハイブリット型に関しては、まだ数が少なく、コストが高い傾向にあります。

今回はレセコンに関して、紹介させていただきました。
自院に合ったレセコンの形態について、費用やセキュリティ等の面から考え、検討していただければと思います。
上記情報が自院に合ったレセコン選びの一助となれば幸いです。

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