開業時に揃えるべき基本的な院内設備について紹介

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歯科医院の開業資金は最低でも5,000万円程度は必要だといわれます。
居抜きや事業承継、M&Aなどの開業では設備費用を抑えて開業することもできますが、
新規で開業する場合は導入する機器によっては7,000万円~9,000万円前後は設備の費用だけでかかることもあります。

今回は、歯科の開業時に必要となる基本的な設備についてお話いたします。
開業するスタイルや治療内容によって導入する設備は異なりますので、参考にしてください。

【診療室】

診療室は、患者の診察や治療を行うためのスペースです。以下のようなものがございます。
・大型医療機器
歯科ユニット、バキューム、コンプレッサー、歯科用レントゲン
・小型医療機器
ハンドピース類、レーザー装置、マイクロスコープ、滅菌器、洗浄機、光照射器、超音波洗浄機、寒天コンディショナー
また、歯科ユニットに伴ってPCやそのモニターも必要になります。ハンドピースには自動注油器が必要となりますし、鑷子・鉗子類、トレーなども治療に必要になります。
・治療等に必要な消耗品
印象材、歯科用薬品、殺菌水、口腔衛生器材(歯ブラシ、歯周病予防剤等)、衛生関係(白衣グローブ、マスク等)

また、治療内容によっては、以下の設備も必要になる場合があります。
・CT装置
CT装置は、歯の内部を撮影するための設備です。インプラント治療や矯正治療を行う際に必要になります。
・インプラント治療器具
インプラント治療器具は、インプラント治療を行うための設備です。
・ホワイトニング装置
ホワイトニング装置は、歯を白くするための設備です。

【床上げ及び床下配管】

ユニットの給排水を確保するために床上げ工事をする必要があります。
床下には給排水管のほかに、エアーの配管、電気配線、LAN配線などの
工事も必要になる可能性があります。

【受付】

受付は、患者の受付や会計を行うためのスペースです。
・患者様を管理するためのもの
レセプトコンピュータやカルテコンピュータ、予約管理システム等
・受付・待合室の備品
電話、レジスター、コピー機、受付用の椅子・カウンター、待合室用の椅子やソファー、下駄箱・スリッパ、傘立て、お客様用ハンガー、壁掛け時計、ゴミ箱、待合用品(テレビ・ウォーターサーバー・雑誌等)、キッズコーナー用品

【トイレ】

トイレは、患者が利用するためのスペースです。男女別のトイレを設置する必要があります。
・トイレや洗面コーナーの備品
トイレットペーパー、ハンドソープ、芳香剤、トイレ用スリッパ、ペーパータオル、ゴミ箱、掃除用具、紙コップ

【スタッフルーム】

スタッフが休憩したり、事務作業をするスペースです。
・スタッフルーム用の備品
カルテ棚、スタッフ用の机・椅子、掃除用具、救急セット等

具体的な設備の種類や数は、歯科医院の規模や提供する診療内容によって異なります。また、開業地の自治体によっても、必要な設備の種類や数が異なる場合があります。
歯科医院を開業する際には、開業地の自治体に確認しておくことが大切です。

以下に、院内設備の選定のポイントを説明します。
□機能性
患者の診察や治療に必要な機能を備えているかどうかを確認しましょう。
□安全性
患者やスタッフの安全に配慮した設計になっているかどうかを確認しましょう。
□耐久性
長く使用できる耐久性があるかどうかを確認しましょう。
□メンテナンス性
定期的なメンテナンスが容易かどうかを確認しましょう。
□価格
予算内で購入できるかどうかを確認しましょう。

歯科医院を開業する際には、院内設備の選定も慎重に行うことが大切です。

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