歯科衛生士の効果的な求人方法について

ミネルバ税理士法人では、歯科医院を営んでいるお客様の担当者で定期的に座談会を開催し、お客様からご相談のあった内容について情報共有を行っています。
今回の座談会では、歯科コンサルタント、歯科衛生士の方をゲストに迎え、担当者からの質問に答えていただきました。
その中から、歯科衛生士の効果的な求人方法に関するトピックについてQ&A形式でご紹介します。

Q1 従業員が退職する主な要因はなんですか?

効果的な求人方法を検討する前に、どんな歯科医院であれば歯科衛生士の応募が集まりやすいのか質問がありました。担当者として、人材採用の状況が二極化しているように感じているためまずは歯科衛生士が働きたいと思う院の特徴について聞いてみました。

A1 歯科衛生士には女性が多いこともあり、ライフステージの変化での退職が多いのは否めません。

それ以外の退職理由としては、給与面、働き方、勤務地などが挙げられます。勤務時間の短い院への応募が増えていることからも「自分らしい」働き方ができるかどうかが重要になっています。
また、人間関係に問題が生じているため退職する方もよく聞きます。歯科衛生士同士だけでなく、歯科医師と衛生士の関係性も重要です。歯科医院は狭い職場であることが多いので、歯科医師の考え方と衛生士の考え方にすれ違いが生じないよう、日ごろからコミュニケーションを円滑に進められるよう取り組むことが必要です。

Q2 歯科医院における有効な人材採用について教えてください。

現在、担当している歯科医院では採用サイトやホームページを活用して人材採用を行っています。他にも効果的な採用方法があるのか、どのような方法が効果的なのか聞いてみました。

A2 採用サイトを利用することは広く求人へアクセスしてもらうことができるため効果的です。

採用サイトを利用する他にも効果的なのは、従業員による口コミでの紹介です。従業員が満足している医院では、従業員による紹介での採用が可能になります。この場合は定着率も高く、さらに紹介で人材を確保できるといった正のスパイラルが生まれます。採用に苦戦している院では、なぜ従業員が定着しないのか、友人に紹介したいと思ってもらえないのかという目線で採用について考え直すことで歯科衛生士の就労環境改善を目指すことも必要です。

今回の座談会を通じて、歯科衛生士採用のために重要なのは歯科衛生士が働きたいと思う医院を目指すことだと感じました。
給与や勤務時間はもちろん、院内の人間関係にすれ違いが生じないようコミュニケーションをとることを意識すると良いのではないでしょうか。
従業員同士の関係性が良いとその雰囲気は患者様にも伝わりますので、売上アップにも繋がると考えます。

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